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装丁について その2 「小口装飾」

小口というのはどこだか分かりますか?

広義には、本の「のど」(背の部分)を除いた3方の辺のことをいいます。この場合、
上の小口を「天」、下の小口を「地」といい、のどの反対側の小口を「前小口」
もしくは単に小口といいます。

特装本などはこの小口の部分の装飾が施されています。
天だけを金の塗ったものを「天金」、天だけでなく三方を金色に塗ったものを「三方金」
マーブル模様をつけたものを「小口マーブル」といいます。また、辞書や事典などで半円形の切り込みを入れたり、各項目の一文字目を小口に出したものを「つめかけ」といいます。

この小口の金装飾ですが単に綴じ本を美しく飾るもののように思われがちですが、
本を汚れから守る役割もしています。
聖書などの実用本は長く日常的に使うために小口の部分が必然的に
汚れてきてしまいます。これを防ぐ為にとても有効なんです。
また小口のマーブル染めですがもちろん本を美しく見せるために付ける場合が多いのですが、実はもっと実用的な目的にも使われることがあります。
というのも、このマーブル付けのおかげで、一枚抜いただけでも、
紋様の断続がすぐに分かるからです。つまり、ページを破り取ったり、差し替えるなどの、
不正な記帳行為を防止するという大切な役割も持っていたのです。
昔の人は色々工夫したのですね。

UNI_2150.jpg

UNI_2121.jpg

marbling_books[1]
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COMMENTS

初めまして!

初めまして!
コメントありがとうございました!
早速お邪魔させていただきましたら・・・・
スゴイー!
こんなに小さな本が存在するんですね!
存じませんでしたv-12
ホントに宝石と言っても過言ではありませんねv-238

No title

小口にマーブル模様なんてあるんですね!!
しかもこのサイズにこのマーブル模様。
中身に染み込まないようにマーブルってどう施すのかしら。。。

ありがとうございます。

ご訪問頂きまして大変うれしいです。
Ameさま
豆本も小さいものから比較的大きなものやあるんですよ。
また日本でも結構豆本を作るのがブームになっていて
豆本教室も多いい見たいです。

また是非いらして下さい。

うみポコぺんさんへ

この小口のマーブル
かなり高度な技なのであまり見かけませんが
通常サイズの特装本で使われるようです。

通常のマーブル紙をつくる場合も同じなのですが
きちんと模様が付くようにミョウバン液を塗っておきます。
すると染み込んだりしないで綺麗に模様が付くそうです。

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